ふれでぃの淫夢考察:研究室

親には見せられない淫夢考察

空手部本編における空手要素と性の裏技要素

空手部・性の裏技。かのSZKこと野獣先輩が出演していた事で有名になったほんへであり、野獣と共演したMUR、KMRを淫夢を代表するキャラクターへとのし上げたビデオである。

 

しかし、この本編にはいくつかの疑問や謎が生じている。例えば

「先輩二人が協力してKMRを襲うというシナリオなのに、KMRは掘られていない」こと

 

「ラーメン屋の屋台」の話から急に「KMRがチラチラ見ていた」という話題に変わるという謎進行

 

「MUR『俺ら着替えてた時、チラチラ見てただろ』SZK『さっきヌッ脱ぎ終わった時さ、なかなか出てこなかったよな?」という時間のとセリフのズレ

など、挙げていけばキリがないのだ。が、今回はそんな謎の中でも最も意味不明であるとされる謎について検証していきたいと思う。

 

 

「空手部」「性の裏技」要素はどこ…こ↑こ↓…?

SZKの「ぬわああああん疲れたもおおおおおん」というクッソ面白いセリフから始まる「誘惑のラビリンス第3章 空手部・性の裏技」。だがこのビデオを最後まで観れば、このタイトルに疑問を持つ事になるだろう。そう、空手要素はおろか、裏技要素も出てこないのである。

 

空手の要素が出てくる(?)場所を観てみよう。まず「やめたくなりますよ〜部活ぅ〜」というSZKのセリフ。ここにほんの少し、体育会系の部活要素が感じ取れる。また、畳の部屋で着替えを行い、3人で風呂に入っているところを見ると恐らく寮か道場のような場所で3人は生活していたのだと思われる。だが、ただ部活臭を少し出しただけでは別に空手部である必要はない。剣道部でもいいし、卓球部とかでもいいわけである。更に言えば、冒頭3人が着ている服はジャージであり、空手などで使う道着ではない。3人とも部活に入りたてで見学や見習いをしているならば、別に道着である必要はないのだが。残念なことに、3人とも学年は異なる(という設定)。とすれば別に見習いはKMRだけで良いわけだし、MURやSZKまでジャージである必要はない。別のほんへであるBabylon Stage 31でAKYSや不良少年達が道着を着ているわけだから、別に道着の小道具が無いという訳でもないだろう。

 

本編中のセリフに「オッスお願いしま〜す(SZK)」というセリフもあるが、これが空手要素だという意見もある。空手は武道だから、礼儀を重んじる意味で一礼や感謝の心を忘れない事が大切ではあるのだが、MURに挿入される場面でそんな一礼を重んじている場合では無い。空手要素を盛り込みたいならば、性行為前のつまらない小芝居でやっておくべきであり、汚いホモセの最中に忘れかけていた空手要素を入れるのは考察班も視聴者も困惑するからやめて差し上げろ。

 

そして第2の疑問である「性の裏技」要素についてである。ホモビな時点で性の要素はあるのだが、裏技要素は何かあっただろうか。私は裏技要素を探るため、空手部のほんへを114514回視聴したが、そんな要素は1ミリも発見できなかった。

単純に「性の裏技」と聞くと、性行為中のスゴテクや常人離れした体位などが思い浮かぶが、本編では3人がきたないホモセを行うだけである。だが、性行為中も先輩/後輩の関係を崩さずに芝居を続けるという、一般的なノンケ向けAVとは多少の一線を画す本編は、もしかすると裏技的な存在なのかもしれない…

 

と思ったが、よく考えてみればSZKは本編中何度も大先輩であるMURに命令口調、タメ語などを使っている。KMRも例外ではなく、「やめてくれよ…」などはっきりタメ語で喋っていることからも、芝居とは言い難い、TDN雑談にしか聞こえなくなってしまった。ほんへ視聴者の9割はホモビという本来の目的ではなく、単に楽しむためや素材にするために視聴しているようなものだから、その芝居がチープ且つ迫真であればあるほど面白がるとは思うのだが…

 

もちろん、Coat社が淫夢厨のためにホモビを制作している訳ではなく、空手部以外のビデオでもちゃんとお芝居は行われている。だが、空手部の本編ではどうも謎の引っかかりがあるようにしか思えないのである。

もしかすると、先輩二人が後輩を襲うという展開に見せ掛けておいて、実は後輩は掘られないという意外な展開こそが「裏技」なのだとする意見もある。

 

結局、何が空手要素で何が裏技要素なのかというのは分からずじまいであった。

ただ、我々はこの「一見するとガバガバな」設定から様々な恩恵を受けていることを忘れてはならない。BB先輩劇場や淫夢実況における迫真空手部の存在は、彼らが空手部でなかったら生まれない設定であり、AKYSやホリ・トオルなどの空手部員との関係はなかったと思われる。また、数多の淫夢素材、淫夢実況などのタイトル「○○部・○○の裏技」という典型的なタイトルは存在しなかっただろう。このタイトルがいかにして生まれたかは謎に包まれているが、我々淫夢民はこのタイトルを名付けた人や迫真の演技を行った演者3人への感謝を忘れてはならないと、改めて思うのである。